心はどこにあるのか

in #japanese6 years ago (edited)

以前、興味深いお話を聞きました。

心はどこにあるかをテーマにしたお話でした。

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近代医学が進んでいく中で、心は心臓(胸)にある という説や 心は脳にある という説が有力視されていますが、歴史を深く洞察すると違う仮説が有力となってくるようです。

恐らく私たちが持つ感情は人類史上ずっと古くからあったものと思われますが、最も古い文字である甲骨文字の中には『心』を表す言葉が存在しないそうです。また感情を表す『悲』のような言葉も存在しないそうです。

心と思しきものが言語化されたのは紀元前1000年ほど前で、最も近い表現としては【内臓が動く】という言葉がそれにあたるそうです。

同様に、新約聖書の中にある【憐れみ】という表現で訳されている言葉も、当時の言葉でできるだけ正確に言うと【内臓】を動詞化したものだそうです。

そう言われると、日本語の表現の中にも感情を表す際に
腹がたつ
はらわたが煮えくりかえる
肝を冷やす
などの言葉が存在することに気づきます。

そう、私が聞いた、「心はどこにあるか」 に関する仮説は、脳でもなく心臓でもなく、心は内臓に存在するというお話でした。

昨今、腸内フローラという言葉が新たに発せられるようになり、内臓が脳や身体全体に与える影響力が見直されている中、あながちその仮説は間違っていないのかもしれない、と思ったのでした。

皆さんも、感情が動いた時に内臓に気を払ってみると内臓が動いていることを実感することがあるかもしれません。
或いは心が乱れている時には、内臓に優しい生活を心がけてみると良い影響があるかもしれません。

ちょっとした小話でしたが、明日も皆さんの心が平穏であることを願って。

😀Have a nice day😀

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非常に興味深い記事ですね!
私も内臓は感情を記憶するという話を聞いたことがあります。
心臓や臓器を移植したら性格が変わったとか…。

私自身も精神状態が胃や腸にダイレクトに響くので、連動しているなとは感じます。
細胞1つひとつが「心」なのかも知れませんね!

@masami69さん
たしかに臓器移植で性格が変わるという話は私も聞いたことがあります。
何かしら、内臓が人の心や性格や記憶を司る機能を持っているのかもしれませんね。
細胞1つ1つというのも実に興味深く、個々で生きている細胞の集合体である人間が1つの命を持っているという事自体がもしかしたらズレている認識なのかもしれないですね。
細胞達の民主主義で個体生物の命は成り立っていたりするのかもしれません。

内臓に優しい生活

乱れた心を整えるのはなかなか難しいですが、内臓に負担をかけないような生活はできそうです。
消化の良い食べ物を選ぶとか、刺激になる嗜好品を止めるとか、鎮痛剤などの薬を止めるとか、温めるとか。
確かに、常に身体のケアを心がけている人は心も穏やかで整ってますね。

@mdnさん
おっしゃる通りで、簡単に出来ることも多々あると思うので私も実践してみたいと思います。
温めるというのは、非常に効果的だという話を聞いたことがあります。
お白湯がかなりいいらしく寝る前にお白湯を飲むのは、個人差はあるもののアーユルヴェーダ的にもそういう教えがあるそうです。
貴重なコメントありがとうございます😀

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