会社人あるある② 〜ぷらんぷらんプラン〜

in #japanese6 years ago (edited)

ビジネスの世界ではよく「PDCAサイクルをしっかり回すように」と言われます。
ご存知の方も多いと思いますが、PDCAとは『Plan』『Do』『Check』『Action』の頭文字をとったもので、「検討して実行した後にはしっかり事後検証をした上で次の行動や改善につなげていこう」という事です。

しかし実際には、そう上手くいかない事が多々あると感じています。

調査を行い戦略を立て新規ビジネスの立案をするまでは良いのですが、これを上司に提案すると
「OK、そのプランはいいね。ただ、これが最良のプランなのか?ほかにも事業プランは無いのか」という問いが発生し、もう一度新たな戦略を立て直すという事が起こってしまう。
そうこうしている間に、1ヶ月が過ぎ半年が過ぎてしまい、ビジネス機会を逃してしまう。更には1年経つと上司や担当者が異動になり、プラン自体が白紙になってしまうという。

私はこれを、プランばかりを繰り返す事とプランが宙に浮いてしまう事から「ぷらんぷらんプラン」と呼んでいます。

ぷらんぷらんプランが発生する原因として考えられるのは、主に2つあると思ってます。
↓↓
①「何をしたいのか」ではなく「何か新しいビジネスはないか」というような抽象課題を設定してしまうという、問いに関する問題
②PDCAは失敗が存在する事を前提としているのに最初からベストな解を見つけようとしてしまう、答えに関する問題

こういう組織に属するのはとても不幸で、いつまで経っても報われない蟻地獄にハマることになります。

この構図を中から改善する事は容易ではないのですが、解決策としては
「その問いは正しいか」
「新規ビジネスにベストな解など存在するのか」
という前提としている条件から見直す事がヒントになると思います。

別に会社の仕事をディスりたい訳ではないのですが、こういうことってけっこうありません?

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました😀

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これはもう組織の問題というより、「考える力」を養うための教育がなっていないための弊害ですよね。

組織に限らず1人ひとりの意識の問題ですよね。
現代の教育制度の末恐ろしさが分かる事案ですね(^_^;)

@masami69さん
考える力不足ですか!なるほど、そうかもしれません。
或いは、正しい答えが存在しない問いへの対応ができない(必ず正解がある勉強しかしていない)という事なのかもしれませんね。

いずれにしても、子供に教育する際には十分気をつけたいと思いました😀

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