「天才たちの日課」を読み返しました。

in #japanese6 years ago

来週から異動して仕事の内容が大きく変わります。
私の日常もかなり変化しそうな感じです。

というわけで、この本を読み返してみることにしました。

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天才たちの日課〜クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

この本には、詩人、画家、作家、映画監督、作曲家、哲学者、学者、ミュージシャンなどなど、クリエイティブな人たちの日課が延々と書かれています。


例えば、作曲家のルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの場合。
夜明けとともに起きて慎重にコーヒーを入れる。コーヒー1杯につき、豆60粒。
なんと、正確を期すために一粒づつ数えていたこともあったそう。
昼の2時頃まで仕事。途中で散歩休憩を入れながら(散歩は作曲の役に立った)。
昼ごはんをしっかり食べた後は、長い散歩に出かけ、思いついたメロディーをメモ。
多分そのせいで、ベートーヴェンは暖かい季節の方が多く作曲できた様子。
日が暮れると居酒屋へ。夜は軽い食事とワイン。
夜には音楽の仕事は滅多にせず、22時には早々に寝ちゃう。


例えば、スペイン(主にバルセロナにて)の画家のホアン・ミロの場合。
決まった日課を頑なに守っていたそうです。
朝6時に起きて、洗顔後、コーヒーと2切れ程度のパンを食べる。
7時にアトリエに入って休憩なしにぶっ続けでお昼まで絵を描く。
12時からボクシングやランニングなどの激しい運動をする。
13時に質素ながらも丁寧に調理されたお昼ご飯を食べて、食後にコーヒー1杯とタバコを3本。
コーヒーもタバコも決めた同じ量をきっちり守っていたそうです。
昼食後は地中海式ヨガをして、たった5分だけ昼寝。
14時から雑用を片付けたりして、その後、また15時になるとアトリエに入って20時まで仕事。


例えば、アメリカの作家のアン・ビーティの場合。
彼女にとって一番いい仕事ができるのは深夜。
1980年に受けたインタビューで
「昼型と夜型ってほんとうにあると思う」
と話していて、19時くらいから調子が出てきて、21時から書き始める。
一番よく書けるのは深夜0時から午前3時くらいだったそうです。
でも彼女は毎晩執筆していたわけではなく、スケジュールなんて全然守らなかったそう。
無理に執筆することはなく、成り行きに任せるスタイルだったようです。


日本人では唯一、村上春樹さんが入っています。

読んでみると「頑なにスケジュールを守る派」と「毎日がめちゃくちゃ派」がいて面白いです。

村上春樹さんは「頑なにスケジュールを守る派」の様です。

しかし「毎日がめちゃくちゃ派」の生活もカラフルで(ちょっと破滅的で)興味深い。

フランスの画家、アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレックは、キャバレーに入り浸る生活。
途切れなくお酒を飲んでいたそう。

フランスの哲学者、ジャン・ポール・サルトルは、1日6時間の仕事と活発な社交をこなしていました。
それには、豪華な食事と大量の酒、タバコ、ドラッグが欠かせなかった様子。


天才たちの毎日のスケジュールを読むのはかなり面白いです。
ちょっと真似したくなるのもあれば、これは絶対真似できない(真似しちゃいけない)ものもあり。
ずっと家族と過ごした人、一人暮らしを好んだ人、引越しを繰り返した人、様々です。

来週から私はどんな生活を送ろうかな。
できれば、スケジュールを守りながらも自由な生活がいいな。
そんな都合よく行くかな。

天才たちの日課が気になった方はぜひ読んでみてください。

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I am glad that you read it :-)

今日も読んでくださってありがとうございます😊

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この本のサブタイトルは記憶にあります。読んだことはないですが… 面白そうです。私自身はできるだけスケジュールを守りたいけど、結局守れなくてグダグダ派、です。いっそのことスケジュールなんか立てない方が、性にあってたりするんでしょうか(笑)

異動、日常もかなり変化するとのことで、最初は何かと疲れそうですね。でも新しい毎日の始まりは、楽しみでもありますね。

サブタイトル、とても印象に残りますよね、ちょっと過激でw
私は平日はバキバキにスケジュールを守り、その反動で土日はグダグダになるパターンです。
この本を読むと、ホント、成功の仕方は人それぞれだと思わされますね。

異動で色々と最初は気疲れしそうです。
でもおっしゃる通り、新しい日々の始まりなので楽しんでいきたいと思います!
ありがとうございます!

なるほど😁✋スッゴイ情報、お友達が音楽家で何にもしらない私 たまに呆れられるので
ベートーベンの事誇らしく語ってみます♥ひひひっ 笑

ベートーヴェンのエピソード、面白いですよねー。
とにかくベートーヴェンは散歩大好きさんだったようですよ。
お友達がこのエピソードでどんな反応をされるか楽しみですねw

面白そうな本ですね。
さっそく積読リストに入れておきます(笑)

面白い本ですよー!
ぜひリストに入れておいてください。きっといつ読んでも面白いです(*´◡`)

むちゃくちゃ面白そうですね♪

むちゃくちゃ面白いですよ!
天才・偉人のおかしなエピソードも満載です。

本興味深いですね。私毎日が無茶苦茶派です。
異動で生活が変わるなら、この週末はゆっくりして、体と心をリフレッシュしてくださいね。

とても興味深い本です。規則正しい生活を送ってるからって良いわけでも無いです。
@amblog さんは毎日めちゃくちゃ派なんですねw
おかげさまでこの週末はのんびり過ごしました。
リフレッシュして明日からの日々に臨みますー!

良さげな本ですね。
私も読んでみます

面白い本ですよ!
お時間がありましたら是非読んでみてくださいませ!

村上春樹さんは長年マラソンされてますしね、
マラソンはキッチリペース配分しないとできないことですから、やはり他のこともキッチリなんですねぇ(´・ω・`)ほほー
私は外との接触以外はめちゃくちゃ派です、きちんとしたくても無理です。
自由業でキッチリ生活できる人とは完全に異星人です。

ですです!村上春樹さんはマラソンやトライアスロンを長くやっておられますよね。
ペース配分も小説を執筆する上では大切なことですよね。
@mdn さんはめちゃくちゃ派ですかw
私も、管理されてないとめちゃくちゃですw

これは面白そうな本ですね!
天才の日課といえば、エリック・サティは白いものしか食べなかったという話を聞いたことがあります。
僕は昼夜逆転してはいますが、規則正しいほうだと思います(^▽^)

とても面白い本ですよ!
そして、エリック・サティもこの本の中に登場します!
「白いものしか食べなかった」というエピソードは出てきませんでしたねぇ。
でも、彼の音楽に色をつけるとしたら、確かに白が頭に浮かんできます。
サティはパリのモンマルトル地区からパリ郊外のアルクイユというところに引っ越すんですね。
しかし、引っ越したのに、ほとんど毎日歩いてパリの中心部まで行っていたそうです。
途中、お気に入りのカフェに立ち寄りながらパリまで10km近くの距離を歩いて!!
作曲の仕事もカフェですることが多かったようです。
@ko-may さんは昼夜逆転派ですか!
逆転してても規則正しいってわかりますよ。それが体に合ってるんですね。

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