子どもが被害者となってしまう事件について

in #japanese6 years ago (edited)

ご存知の方も多いと思いますが、新潟県で子どもが殺害されるとても痛ましい事件が起こってしまいました。


※動画:Kyodo Newsより

事件発生後に犯人が逮捕されることを願う事はもちろんですが、こういった事件が起きないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。

この手の事件の直後には「犯人死刑論」や監視カメラを市街くまなく設置しようという「国民総監視」的な極論になりがちですが、そんな結末を快いと思う方は少ないでしょうし、もっと違う方法を探したいところです。

以前から思っていたのですが、ニュースで報道される内容はその日起こった出来事がフローとして毎日流れては消えていくスタイルですが、例えばこういった事件の犯人が逮捕後にどのような裁きを受けどんな心理状況でどんな生活をしているのかを報道し続ける事が抑止になったりしないのでしょうか。
或いは、(人権的な問題もあるでしょうが)犯人の家族が事件後にどのような心境・境遇に至るのか という事を伝える事も効果があるように思います。

衝動的な動機が引き起こす犯罪は、倫理観の欠如に加え、過ちを犯してしまった後にどうなってしまうのかという想像力の欠如に依るところも大きいような気がします。
「人を殺してしまった」後に、自分はどういう扱いを受けるのか、自分の家族親族はどうなってしまうのか、その事を伝える事によって多少の抑止力になったりしないものでしょうか?

けっこう前ですが、東野圭吾さんの「手紙」という小説がありました。(映画化もされました)
この小説は、兄弟2人暮らしの兄が生活苦の中、弟の進学のためのお金目的に空き巣に入ったところ住人を殺めてしまい、その後に残された弟がどのような境遇でどのような想いで生活していくか を描いた小説です。

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たとえフィクションであったとしても、犯罪後の周囲の苦しみが多少なりとも想像できれば、犯罪抑止には効果があると思うのです。
子どもが被害者になる事件に限らずですが、私も人の親として、本当にこういった類の犯罪が世の中からなくなる事を切に願います。

ご両親の心境を想像するにはとてもとても至れないのですが、事件の早期解決と同様の事件が今後起こらない事、事件被害者のご家族の無念が少しでも和らぐ日が早く訪れる事を心から願って。

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@kotaro.ktg さんの投稿読んで何度かコメントを書こうとしたものの全然うまく書けず。親になったこともあり、自分の家族に起きたことだったら・・・と日々ニュースを聞きながら悲しいというか、胸が痛いというか、ご家族の無念を察するばかりです。

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