日本が厳罰化しているという記事を見たので、その感想を…

in #japanese6 years ago

まっ、あまり一般的な話ではないですが、犯罪の厳罰化と言うのも結局は人口を減少させるための本能的な選別機能だったりする。
要するに、排除されるべき人間のしきい値を上げて、それを自分たちから隔離する。 厳罰化はしきい値ではないのではと思われるかもしれませんが、社会全体にプレッシャーを与えることで、それに耐えられない人間はボロボロと零れ落ちていく行きます。
例を出せば、正社員として一定の地位にある人間が、非正規やニートに対して「あいつらは努力しなかったから悪いんだ」と言っているのと同じです。
そして、残る人間にとってみれば、プレッシャーに耐えているというほのかな優越感と、ああはなりたくないという強烈なプレッシャーに耐え続けるという、なんとも言えない思いを抱きながら生きていくことになります。
でも、そうだとしても人には選択肢があるのだから、そういう立場にならないようにするという、選択肢を取らなかった人が悪いのでは、そういう意見もあるでしょう。
実は、アダルトチルドレンなどの問題でも起きている話ですが、家族内でそういう役割を担う人を作り出していると言うのがあります。
両親の仲が悪く、家族が安全でないと感じると、子供は極端にいい子になるか、悪い子になることがあります。
そして、その状態が長く続いてしまうと、その役割が固定化されてしまい、悪い子が社会に出たときに、家族との関りでやっていたように、悪い子の行動をして社会と関わろうとしてしまうのです。
いや、それは家族の問題でしょと思われるかもしれませんが、そもそも、会社などで給料を安くするなどして、長時間労働させて父親を家族から引き離したり、会社内で無理な目標を立ててプレッシャーをあたえて、それが家族の仲に影響したり、国家の無理な目標により資金を家計から吸い上げることも、家族の仲に大きな影響を与えますから、家族だけの問題ではなく、会社の在り方とか社会の在り方も影響しているのです。
具体的に言うと、厳罰化を求める動きも社会全体が貧しくなっていることと、大きく関係しているというわけです。
単刀直入に書くと、成長して物をあふれさせたり、市場競争で勝ち続ければ幸せになれる、そういった国家や企業原理は、競争相手が増えすぎたため熾烈な消耗戦になっているけど、それを続けるのか?ということを、我々に突き付け始めています。
問題は、それがもうすぐ表面化するのですが、その時、我々はどんな選択をするのか…?

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