日本人は変わる事が出来るのか…? 心理学?的に考えてみる

in #japanese6 years ago

最近、セミナーとかに参加しているのですが、よく聞かれるのが日本人は変化しないからこのままだと世界から取り残されるという話。
確かに、中国とかの仮想通貨の話などを聞くと…、正直凄いと思います。 何というか、聞いているとワクワクしますね。
日本人はいつから、こういうワクワクした話が出来なくなって、先行きに不安を抱くようになったのか…?
実は、前々から何度も書いている時期の問題が絡んでいます。
人間に限らず、生物の特性として自分ではどうしようもならないと感じた危機に大しては、全身の筋肉を硬直させ身を守りやり過ごそうとする特性があります。 いわゆる死んだフリの前段階で、相手に対して威嚇行動を取って、相手が襲いかかってきたら躊躇いなく反撃します。
そんな馬鹿なと思うかも知れませが、世間を見渡してみてください。 やたらにパワハラやらブラック企業、内部留保を増やす企業が増えたと思いませんか?
そう、パイの大きさが小さくなりはじめて、自分の取り分が少なくなると感じ始めたため、取り分を守る為に競争相手や下の者から奪ったり、時には威嚇して追い払おうとしているのが現在の状況という訳です。
これは、成長期から安定期に入る組織では普通に起きる現象です。
それで、この守りに入る段階になると、筋肉を硬直させると書きましたが、それと同時に思考も硬直化します。
理由は、体が守りに入ると外部の情報からも身を守ろうとする為、外部の情報を受け付けなくなります。
これが、現在日本で新しい考えが受け入れられにくい理由です。

では、どうすればこの状態から脱出する事が出来るか?
一つ目が、困難な状況の中でも立ち止って考える事が出来ると、体感することです。
勘違いして欲しくないのが、口で安心だといくら言っても心の底では安心出来るとは限らないので、文字通り体感する事が有効です。
具体的には、最近流行りのマインドフルネス瞑想、ヨガなどの体を自分の意思で自由に動かす事が出来ることを実感する事が、有効だと言われています。
要するに、どんな危機的状況でも自分の意思や行動は自分で決める事が出来ると実感する事で、守りに入っている思考を切り替える事が出来るのです。
そして、もう一つの方法が外部から大きな危機が来ることを体感し、今までの方法ではどうにもならないと実感する方法です。
こちらは、自然界で言えば秋から冬に入るとか、自然災害で大事な物を奪われると言った感じです。
そうなると、生物は驚愕反応と言って身体中から力が抜けて動けなくなるので、この状態になると外部からの情報を全て受け入れるようになります。 …パワハラとかをし続けると相手が従順になったり、急に見切りをつけられ辞められたりする現象です。
…矛盾しているようですが、どちらもこれまでの方法では上手くいかないと悟るという点では同じで、その後の行動が違うという事です。
さて、それでは今後日本はどうなるか?
安倍首相は消費税10%へのアップを明言しました。 政府や経済学者の中には、影響は無いと言っている方も見えますが、残念ながら家計の可処分所得は確実に減るので、多くの人にとっては大きな痛みとなります。
これが、全ての人がこのままではダメだと思うわけではありませんが、確実にその数は増えます。
問題は先ほど紹介した行動のように、見切りをつけて新しい行動に移ればいいですが、無気力になり引きこもる可能性も高いという事です。
この数年で日本人は変ると思います。 ただし、すぐに何か行動を出来るかと言われると、それをできる人もいるかも知れないけど、多くの人はビジョンを無くして立ち止まる事になるのではないかと思います。
それも、歴史の中から見れば必要な事だと思いますが、皆さんはどう思いますか?

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