『遠州 森乃炎』 森山焼作品展
静岡県の西部に位置する周智郡森町。
この山の中の小さな町には7つの陶房があり、その焼き物は『森山焼』と呼ばれています。
『遠州 森乃炎』という3年に1度の作品展に行ってみました。
残念なことに、静岡県の陶芸は他県に比べると知名度はあまりないのではないのでしょうか😔
でも、『遠州の七窯』のひとつの志戸呂焼は茶道をされる方には知られた窯だと思います。
『遠州七窯』というのは江戸時代中期の茶人、小堀遠州(1579-1647)が、自分好みの窯として、茶道具を焼かせたところで、志戸呂,膳所,上野,高取,朝日,古曽部,赤膚をいうのだそうです。
そして、約400年の歴史をもつ志戸呂焼から分かれたのが森山焼。
明治期の開窯ということですから、歴史はそれほど長くはありません。
森山焼を代表する赤焼は鈴木龍さんの青邨陶房のもの。
鮮やかな赤が一際目を引きます。
その弟さんの暁雲窯・鈴木恵山さんの赤は深味のある赤です。
赤焼の他にも辰砂、瑠璃、虎斑、練り込みなど、技法も形状もとてもバラエティに富んだ作品がずらりと並んでいました。
正直なところ森山焼がこんなに斬新でデザインに優れた焼物だということを今まで知りませんでした。
小さな町に7つの窯があることで、切磋琢磨して作陶がされているのでしょう。
思いもかけず興味深い作品展でした。
会場内では、作家さんの作品で森町のお茶を頂けるコーナーもあり、これまたお得感満載のサービスでした。
次は3年後、また出かけたい作品展です。
#276
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Thank you @ ocdb and @ fukako.
赤の陶器がすごくいいですね!
私赤が好きなので欲しくなっちゃいそうw
とてもいい赤ですよ。実際にご覧頂きたいです。素敵です。
3年に1度、、、
オリンピックみたいなものですね(^^)
写真を見させて頂きましたが確かに斬新なものがおおいように思いました。
芸術はわかりませんがこれなら見てても楽しそうだと感じました。
山に囲まれた小さな町なので、正直あまり期待しないで出かけたいのですが、とても面白い作品展でした。いい意味で裏切られた感じでしたね。3年後の開催が待たれます。