【読書感想文】生の実感について(真面目な記事ですw)

in #japanese5 years ago

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生の実感

こんにちは。うさぎです。

ちとオカタイ記事になってしまうかなあw
最近はもっぱらグルメと旅を発信していたので、そろそろ、久方ぶりの読書感想文を。

みなさんのなかで「私は生きてる!」
って自信を持って言える人はいますか?

・・・あまりいないんじゃないかなあと思うのです。

なぜなら、一般的に現代社会において、少なくとも先進国では死が身近でないためです。私たち人間は、死の実感がないと生を実感できない困った生きもののようです。現代社会で餓死することはほとんどないし、小さな町にも病院が用意されていて、薬局でもらう薬を飲めば治る病気も多いですよね。

正確には生きているというか生かされていますよね。ちょっとした言葉の違いですが意味の違いは大きくて。生かされていると生の実感は湧きにくい...はず。

本来生の実感がないということは、贅沢な悩みではあります。幸せなことです。死と隣り合わせでないのですから。乱世とはそういう意味では生の実感のある時代かもしれません。たとえば、戦国時代の人々は、常に生を実感して生きてきたはずです。死がすぐ近くに見えているのですから。

生の実感がないなんて...「豊か」ゆえの悩みですよね。

あ。読んだ本は『寡黙なる巨人』でした。それでは。

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死と隣り合わせ…には程遠いかもしれませんが、私はキャンプで「生きている事の実感」を得ています。
キャンプに行くと、本当に人間がちっぽけなものだと分かって、自然の脅威も感じます。
それこそ「普段は生かされてるんだなぁ」と感じますね。
とても共感できる記事でした。

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自分よりも巨大な存在「自然」との遭遇で生の実感を得る
なるほど。aitommylrさんしばしばキャンプされてますもんね。勉強になりました!

面白そうな本ですね!機会があれば読んでみたいです;)

是非是非〜。多田富雄さんです。

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確かに先進国に住んでいると「生の実感」がないですよね。
私の同僚の一人は、映画「ブラッド・ダイアモンド」の舞台となったアフリカのシエラレオネ共和国から、子供の時にボートに乗ってオーストラリアに逃げてきました。
平和な国、日本から来た私とはまるで境遇が違い、彼の話を聞いていて絶句したことがあります。

「私は生きている!」という実感がないことは、とても幸せなことなんですよね ^^

シエラレオネ→オーストラリア!おお...
きっと幼少期に悲惨な体験をされたんでしょうね。日本では考えられないような。

はい。生きている実感がないのは、生きてゆけることが当たり前になっているという意味では、至極幸福だと思います。別の意味では不幸かもしれませんが。

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