精神論じゃない好きなことを仕事にするメリット

「好きなことを仕事にするのはありかなしか」という問題はどこか精神論で語られがちなトピックですが、朝家事をしながらちょっと違う見方ができることに気づきました。

ちなみに私は好きなことを仕事にするのはいいことかなと思っています。「仕事」の定義にもよりますが、ここではお金を稼ぐ行為ということにします。

みんな等しく1日24時間が与えられる中で、好きなことと仕事が一緒だと時間を効率よく使えます。8時間寝て、8時間仕事をして、残り8時間を家事や身の回りのことに4時間、趣味など好きなことに4時間割り当てるとします。仕事が好きだと12時間（1日の半分！）が好きなことをする時間になります。そうでない場合の3倍。

もちろん仕事は仕事と割り切って、仕事の時間は好きかどうかにこだわらずにバリバリ稼ぐという選択肢もあると思います。必ずしも好きな仕事に就けないという残酷な現実もあります。

時間については個人的にはとても大事なものだと思っていて、パタゴニアの創業者の本に、「生活に必要なだけ稼いで冒険に出かける社員がいる」といったくだりがあり、そっかそれでもいいんだよねと思ったのを覚えています。

好きなことに持ち時間をたくさん使えるのと合わせて、場合によっては金銭的なメリットもあるかもしれません。好きなことが仕事でかつフリーランスだと、好きで読みたい仕事関連の本の代金を資料費として計上できます。本を読んだり勉強したりするのが好きな人にとっては隠れたメリットです。カンファレンスや展示会への出席なども。ただ、個人で線引きするのは難しいので税理士さんに相談することをおすすめします。

・・・と時間的、金銭的なメリットを挙げたものの、結局は仕事から得られる収入も考慮して対比しないと、好きなことを仕事にするのか否かどちらが理にかなっているか結論にはたどりつけません。

とはいえ、とかく精神論で語られがちなこの話題で、少し定量的にメリットを伝える方法をみつけてうれしくなり書くことにしました :)